ご遺骨・ご遺灰から製作される遺骨ダイヤモンド

発送、精製期間を含め、ご遺骨、ご遺灰から遺骨ダイヤモンドを製作する期間は、約6ヶ月から9ヶ月(1 カラット)を要します。この製作期間はお申込みいただく遺骨ダイヤモンドのカラー、カット、サイズにより変わります。

ご遺骨、ご遺灰から遺骨ダイヤモンド製作する為に、200グラム以上のご遺灰、300グラム以上のご遺骨、または10グラム以上のご遺髪をお送りいただく必要があります。しかし、もし十分なご遺灰、ご遺骨、ご遺髪が準備できない場合は、ご家族の毛髪をご提供いただき、これをお送りいただくご遺灰、ご遺骨、ご遺髪に加え不足量を補う事がが可能です。

遺骨ダイヤモンドの製作価格は天然ダイヤモンドと同じように、お申込みいただく遺骨ダイヤモンドのカラー、サイズ、カットにより異なります。 価格は1600ドルまたは1400ポンドから始まります。 詳細については、遺骨ダイヤモンド価格表をご覧ください。

ご遺骨、ご遺灰、ご遺髪をダイヤモンドに変えるには、まずお送りいただいたご遺骨、ご遺灰、ご遺髪に含まれている炭素を抽出する必要があります。 炭素以外の全ての元素が確実に酸化されるように、ご遺骨、ご遺灰、ご遺髪を5000°F（2760°C）以上に加熱された特殊な坩堝炉に入れます。この坩堝炉の温度がさらに上昇すると中の炭素がグラファイトに変化します。その後、このグラファイトを金属触媒およびダイヤモンドのシード（核）を有するグラファイトをコア内にセットし、このコアを極張力を出すことが可能な特殊なダイヤモンドプレス装置に入れます。その後、この装置を作動し、圧力を約800000ポンド／平方インチ（約1,428,637.386キログラム/平方センチメートル）まで上昇させ、 更に最終極張作動時にチャンバー内の温度を2500°F（約1371.111°C）に上げて、遺骨ダイヤモンドが形成されるまでこの状態を保持させます。

遺骨ダイヤモンドのサイズが大きくなればなるほど、ご遺灰、ご遺骨、ご遺髪をダイヤモンドに製作する為にかかる時間が長くなります。 また、遺骨ダイヤモンドが大きくなるには更に時間がかかるため、費用も上昇します。さらに、無色のピュアリーカラーレス（Purely Colorless™）遺骨ダイヤモンドを製作する場合は、高度な技術的努力が要求され、成長する時間も多くかかることとなります。

ご希望される遺骨ダイヤモンドのカラーの違いによって、必要な製作環境、工程（プロセス）が変わってきます。また遺骨ダイヤモンドの結晶成長のスピードも変わってきます。 アンバーカラーは最も自然な色なので、遺骨ダイヤモンドの製作工程（プロセス）も基本プロセスを経て、最短期間（35~70日）で製作されます。 これとは対照的に、純度4Nクラス（99.99%）品質のロニテ（LONITÉ）ピュアリーカラーレス（Purely Colorless™）を製作する場合には、最も洗練された技術を使用し、製作期間も最長日数（60~120日）が必要となります。

もし、お一人のご遺骨、ご遺灰から複数の遺骨ダイヤモンドの製作をご希望されている場合も、このご要望にお応えすることができます。この場合は、規定されている重量（ご遺灰200グラム、ご遺髪10グラム）より多くの量をお送りいただくこととなります。

ご遺骨、ご遺灰から製作される遺骨ダイヤモンドの費用は、ご希望いただく遺骨ダイヤモンドのサイズとカラーにより異なります。 大きなダイヤモンドはより長い成長サイクルを必要とする為、製作費用がより多く発生します。 この遺骨ダイヤモンドの製作に使用される高温高圧環境を再現する装置を使用する時間は膨大となり、また非常に高い精度も要求されます。1カラットのカラーレス（無色）のダイヤモンドを結晶化させる為には数百時間もの時間が必要となります。
この結果、ご遺骨、ご遺灰から遺骨ダイヤモンドを製作する為には、複雑な技術を、また非常に高額な費用が発生します。

ロニテ（LONITÉ）では、技術的検査の実施、また遺骨ダイヤモンドの由来を認証する手法に基づき遺骨ダイヤモンドの個別認証を行っています。 各遺骨ダイヤモンドの炭素原子と化学密度の情報に基いた化学的裏付け、証明を行なっており、この情報は、各遺骨ダイヤモンドの元のご遺灰、ご遺骨、ご遺髪の情報と一致しなければなりません。 この炭素に関する情報は、ロニテ（LONITÉ）の微視的物理学（マイクロフィジックス）チームと高圧化学チームによって、ご遺灰、ご遺骨、ご遺髪を受領した時から、遺骨ダイヤモンドの製作が完了するまでの全工程（プロセス）で実施され、文書化、トラッキング（追跡）されています。

ロニテ（LONITÉ）の遺骨ダイヤモンドは、米国宝石学会（GIA-Gemological Institute of America）、またはIGI(International Gemological Institute)などの独立系の宝石鑑定鑑別機関および品質管理機関によって再検証、再認証を行うことが出来ます。