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遺灰から作るダイヤモンド:安価で思い出深い形見

Updated: Dec 26, 2023


Synthetic Diamonds or Laboratory-Grown Diamonds
合成ダイヤモンドまたは人工ダイヤモンド

ダイヤモンドは、化学組成と結晶構造がユニークで、宝石の中でも一目置かれる存在です。 ダイヤモンドは単一元素(炭素)でできた唯一の宝石で、99.95%が炭素でできています。残りの0.05%は、ダイヤモンドの基本化学構造には含まれない1つまたは複数の微量元素です。微量元素の中には、色や結晶の形状に影響を与えるものがあります。 近年、人工ダイヤモンド、合成ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンドがメジャーになったことにより、ダイヤモンドの購入に新たな選択肢が生まれました。また、亡くなった家族やペットの遺灰から炭素を抽出し、ユニークな人工ダイヤモンドを作るサービスも人気を博しています。まさに「ダイヤモンドは永遠の輝き」なのです。


人工ダイヤモンド


人工ダイヤモンドは、「合成ダイヤモンド」や「ラボグロウンダイヤモンド」とも呼ばれ、地質学的なプロセスで自然に形成されたダイヤモンドと比較して、人工的な技術によって作られたものです。また、人工ダイヤモンドは、高温高圧法(HPHT)と、化学気相成長法(CVD)で作ることができます。



人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い

人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの最も大きな違いは、起源です。天然ダイヤモンドは、自然界が地球深部の極めて高い温度と圧力の下で長い時間をかけて形成したものなのに対し、人工ダイヤモンドは、炭素を数日から数週間程度重合させて結晶にし、人工的に製造したものです。形成方法は異なりますが、化学組成、結晶構造、光学特性、物理的性質は人工ダイヤモンドも天然ダイヤモンドも同じです。


人工ダイヤモンドの製造

人工ダイヤモンドの合成は、大きく分けて、高温高圧法(HPHT)と化学気相成長法(CVD)の2種類があります。HPHTやCVDで作られたダイヤモンドは、原子構造の違いだけで、天然ダイヤモンドとほとんど同じなので、虫眼鏡や顕微鏡では見分けることができません。人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの区別は、プロの鑑定士に渡して、見分けてもらうしかないのです。


ラボグロウンダイヤモンドの代替宝石

モアサナイトは、合成石の中で最も天然ダイヤモンドとの識別・区別が困難な石です。モアサナイトは、物理的、化学的、光学的特性が天然ダイヤモンドにかなり近く、硬度も比較的高いため、かつて天然ダイヤモンドの代替品として最も優れていたキュービックジルコニア(CZ)に取って代わって人気になったと言えます。ちなみに、宝石商人はダイヤモンドの装飾のために「ジルコン」を代わりに使うことがありますが、ジルコンは合成ダイヤモンドではなく、天然の宝石です。しかし、ジルコンもダイヤモンドではありません。


合成ダイヤモンドの見分け方

一般的に、合成ダイヤモンドを見分けるには、まず重さや硬さを見ます。モアサナイトが登場する以前は、ダイヤモンドプローブを使って熱伝導率で本物と偽物の見分けをつけるのが一般的だったようです。しかし、モアサナイトは熱伝導率や熱拡散性に優れているため、ダイヤモンドプローブでも天然ダイヤモンドと同じ反応を示してしまうのです。幸いなことに、その後、モアサナイトを正確に識別できる、炭素シリカ検出器が登場しました。


遺灰から作るダイヤモンド


Synthetic diamonds or laboratory-grown diamonds
合成ダイヤモンドまたはラボグロウンダイヤモンド

大切な故人やペットの遺灰からダイヤモンドを製造するには、お客様がダイヤモンドの大きさや色、カット、刻印の文字などを決めてから、約8〜10カ月かかります。その間、遺灰ダイヤモンドのメーカーは少なくとも月に2回、お客様に安心していただけるよう様々な方法で進捗状況を報告し、ビデオや写真を送っています。このプロセスが、大切な人を失った悲しみから希望を与えてくれたと感じるお客様も多いようです。月2回のアップデートが生活の中で楽しみになり、希望を感じるのだそう。8カ月から10カ月が経過すると、メーカーがダイヤモンドの発送を手配するか、お客さまのご自宅に直接配達します。お客様は、大切な人の象徴であるダイヤモンドをといつも一緒にいることができるのです。これは、多くの人にとって、とても心強いことです。


遺骨ダイヤモンドの製造工程


遺灰からダイヤモンドを作るには、長い期間を要します。5,400度の高温真空誘導炉で遺灰を精製た後、ダイヤモンドの種と一緒に特別な装置に入れられ、人工的に再現した天然ダイヤモンドが形成される環境下で温度と圧力を与えて結晶化させます。


遺灰の提出

遺骨ダイヤモンドを作るには、約200gの遺灰、または約10gの遺髪が必要です。


炭素の精製

遺灰を非常に高い温度で加熱し、さまざまな実験工程から炭素を抽出する。


HPHT結晶化

灰から抽出された炭素は、特定のHPHT装置で黒鉛(グラファイト)に変換されます。


高温高圧処理

グラファイトは、天然ダイヤモンドが形成されるのと同じ環境を再現できる装置の中に入れられ、高温高圧処理をおこないます。


カット・研磨

ダイヤモンド職人がお客様のご要望に応じて遺骨ダイヤモンドをカット・研磨し、ダイヤモンドのガードルにレーザーでコードを刻みます。



遺骨ダイヤモンドの料金


遺骨ダイヤモンドの価格は、ダイヤモンドのカラット、カラー、カット、クラリティなどによって異なります。無色透明の天然ダイヤモンドは、着色された天然ダイヤモンドよりも一般的で安価です。遺骨ダイヤモンドは一つひとつに個性があり、それぞれ微妙に色が異なります。無色透明の遺骨ダイヤモンドは、色のついたものよりも高価です。天然ダイヤモンドよりも遺灰ダイヤモンドの方が安価です。


スイス・チューリッヒにあるLONITÉ™の遺骨ダイヤモンド


LONITÉの遺骨ダイヤモンドの場合、ナチュラリーアンバーとブルーの価格は、天然のイエローダイヤモンドの価格に近いです。ピュアリーカラーレスの遺骨ダイヤモンドは、技術的な要求が高いため、天然の無色ダイヤモンドよりも価格が高くなります。


メモリアルダイヤモンドの低価格化

Even trained gemologists require special equipment to identify synthetic diamonds
訓練を受けた宝石鑑定士でも、合成ダイヤモンドを見分けるには特別な装置が必要です。

大切な人や愛するペットの遺灰を美しいダイヤモンドにするための価格は、製造プロセス全体の複雑さによって異なります。

LONITÉでは、世界中のご家族にできるだけ低価格で、メモリアルダイヤモンドリング、ダイヤモンドネックレス、イヤリングなど、メモリアルダイヤモンドジュエリーの幅広い選択肢を提供しています。そのため、大切な人や愛するペットの遺灰から作られたメモリアルジュエリーを身につけることができ、その形見には大切な思い出が込められているのです。安価で高品質なメモリアルダイヤモンドをお探しの場合は、LONITÉをおすすめします。





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